こんにちは、アミンです。
山の状況は悪くなっています。軍人や救助隊、他の国の支援の人たちによってがれきの撤去が一生懸命進められていますが、被害のあった山の中は元々車が通れるか通れないかの細い道がほとんどです。
支援はだいぶ届くようになってきましたがこのあたりは140以上の村があるので、大きな石で道が完全に破壊されたりふさがれている中でみんなに行き渡るにはまだまだ時間がかかります。
残念ながら現地で亡くなってしまった方やその人たちと一緒に生きてきた動物たちが村の外に運ばれず、臭いが酷くなり始めたというニュースも出ている。
そんな大変な状況なのに、明日から現地では雨が降るという予報が出ています。
被害の大きい場所、ハイアトラスのあたりは標高が高くて夜は冷えるので雨が降ってしまうと現地の人たちは家もなくて雨から逃れる場所もないので本当に大変なことになる。とても心配です。毛布も早く届いて欲しい。
今の私たちが現地のがれきのところまで行ける人は限られているから手伝えることは少ない。でもモロッコ国民は子供から大人まで力を合わせて自分たちに出来ることをします。助け合いをするのが私たちモロッコの国民性です。
今日は私たちモロッコ国民の支援の様子を皆さんにお伝えします。
↓子供たちが募金活動や物資を運ぶ手伝いに参加しています。
↓この男の子は、トラックのドライバーさんが被災地までのガソリンが足りないと言ったのを聞いて自分の貯金箱を壊して100ディラハムをドライバーさんに渡しました。
↓国民が自分たちの意思で救援物資を買い集めてトラックまで載せている映像です。政府よりも先に動いています。モロッコ全土で同じようなことが行われています。
↓これは、被災地の女の子。食べ物をもらって喜んでいます。
↓最後に、支援のこととは関係ありませんが、びっくりしたニュースです。マラケシュとワルザザードの間にあるところで地震のあとに水源が出てきて滝ができた。映像の場所は元々全く水がなかったところです。
明日はマラケシュのことをお伝えしたいと思います。
Instagramでも伝えましたが、フェイクニュースが出ていて必要以上に人々を怖がらせています。
マラケシュに住む日本語ガイドの友達から、今たくさんのキャンセルが出ていると連絡がきた。
確かに壁が壊れたところやモスクが壊れたところもあります。でもそれは旧市街の中でも一部だけです。
地震発生したときに人々が逃げる映像がみんなの頭の中に残っていると思いますが、マラケシュは大丈夫です。
廃墟と報道されているというのは完全にフェイクです。本当に大変なのは、アトラス山脈の方です。
本物を見てもらうのが一番ですので、私は彼に頼んで、マラケシュの観光スポットや旧市街の様子を動画で撮ってきてもらうことにしました。
詳しくは明日皆さんにもお伝えしますね。
ではまた👋